最新情報
第70回鹿児島県臨床外科学会医学会・地方会のご案内
演題募集
応募資格 |
臨床研修医(初期・後期含む)・医学生 |
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応募締切 |
【第一次】平成27年7月11日(土) 論文の受付は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございます。 |
日本外科学会資格取得 |
【日本外科学会の専門医認定】
【日本外科学会の指導医申請資格】 |
投稿規定 |
投稿規定に沿って抄録の作成を確認をお願い致します。 専門医・指導医の単位を取得できないことがございます。 投稿規定の内容はこちら 投稿規定(PDF) |
問い合わせ先
- 【鹿児島県臨床外科学会】
- 〒890-0053 鹿児島市中央町8番地1(県医師会事務局内)
- TEL: 099-254-8121 FAX: 099-254-8129 E-mail: isisyomu@kagoshima.med.or.jp
- 共催:日本臓器製薬株式会社
第70回鹿児島県臨床外科学会総会・医学会の日程が決定いたしました
第70回鹿児島県臨床外科学会総会・医学会の日程が8月8日(土)に決定いたしました。
医学会につきましては、近いうちに発表演題受付フォームを設けますので
臨床研修医・学生の皆さまは是非ご投稿いただければと思います。
また、「外科医の育成と医局・同門会制度」と題して、
京都大学の上本伸二先生に下記の通りご講演をいただきます。
皆さまの多数のご参加をお待ちしております。
学会概要 | |
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学会名 |
第70回鹿児島県臨床外科学会総会・医学会 第56回 日本臨床外科学会地方会 |
会場 |
鹿児島県医師会館3階中ホール 鹿児島市中央町8番地1 |
日時 |
平成27年8月8日(土)14:45~ |
講師 |
京都大学 肝胆膵・移植外科 教授 上本伸二 先生
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講演抄録 |
わが国の医師の分布が大きく変わりつつある。女性医師が増加し、外科系の診療科へ進む医師が減少した。また、わが国の社会環境が欧米とは異なるため、女性医師の医師としてのエフォートが少ない場合が多く、わが国の医師数は増加しているが地域で働く医師はまだ少ないのが現状である。
このような状況の中、平成16年度から新臨床研修制度(初期臨床研修制度)が始まったことで大学の医局制度が機能しなくなり、結果的に地域医療を担う医師が減少して地域医療崩壊が起こった。さらに、京都大学外科学講座においては平成17年には3名いた外科学教授が誰もいなくなったこともあって、若手外科医をリクルートできない関連病院の代表者が集まってボトムアップで京都大学外科関連病院に若手外科医を育成するプログラムの草案を作成し、さらに、外科同門会を解体して新規の組織が作られた。 これが平成18年に創立された京都大学外科交流センター(一般社団法人)であり、大学病院外科学講座(消化管外科、肝胆膵・移植外科、乳腺外科の3診療科)と64の関連病院で構成され、会員数は現在757名である。旧来の同門会は会員の親睦を深めることを第一義としていたが、この交流センターの任務は若手外科医の教育体制の構築と教育セミナーを第1目的にした。幸い、若手外科医が以前よりも増加するようになり、関連病院担当の地域外科医療の維持がなんとか保たれている。一方で、若手中心のイベントに変えたため、旧来の同門会の良さが失われて、高齢の旧同門会員の参加がほとんど無くなり、寂しい限りである。この点に関しては、今後の改善が必要であると認識している。 医療環境の変化が著しい昨今、京都大学外科での取り組みを中心にご提示して、皆さまと意見交換できれば幸いであります。 |
第69回鹿児島県臨床外科学会医学会を開催致しました
第69回医学会を3月14日(土)に開催致しました。
Ⅰ頸部・心血管部門5題、Ⅱ上部消化管部門4題、Ⅲ下部消化管部門5題、
Ⅳ胆すい部門5題、Ⅴ肝臓・その他部門4題の全23題が発表されました。
72名の先生方にお越し頂き、それぞれの演題ごとに意見が交わされ、
有意義な医学会になったのではないかと思います。
次回、8月の医学会では、臨床研修医発表、特別講演会を開催いたしますので
ぜひご参加ください。
第69回鹿児島県臨床外科学会医学会のプログラムについて
第69回鹿児島県臨床外科学会医学会を3月14日(土)15:00から鹿児島県医師会館3階中ホール1で
開催いたします。
出来上がったプログラム冊子を会員の皆さまへお送りいたしましたので、ぜひご確認ください。
今回の医学会は、
Ⅰ群:頸部・心血管 5題
座長:鹿児島大学大学院 心臓血管・消化器外科学 松本 和久 先生
Ⅱ群:上部消化管 4題
座長:鹿児島大学大学院 消化器・乳腺甲状腺外科学 内門 泰斗 先生
Ⅲ群:下部消化管 5題
座長:鹿児島大学大学院 消化器・乳腺甲状腺外科学 盛 真一郎 先生
Ⅳ群:胆・膵 5題
座長:鹿児島市立病院 中村 登 先生
Ⅴ群:肝臓・その他 4題
座長:鹿児島大学大学院 消化器・乳腺甲状腺外科学 迫田 雅彦 先生
となっております。
詳細については、こちらのプログラムをご覧ください。
当日のご参加をお待ちしております。
第3回「次世代の臨床外科医のための特別セミナー」に出席して
鹿児島県臨床外科学会副会長 前之原 茂穂
2015年1月31日、2月1日の2日間にわたり東京で開催された日本臨床外科学会主催の第3回「次世代の臨床外科医のための特別セミナー」に出席しました。3回目の開催ですが若手外科医に好評であり今年も同様の企画で開催され小生は夏越会長の代理として参加し若手からは旧第一外科の田辺寛先生と旧第二外科の井上真岐先生が出席しました。
1日目は跡見裕会長の開会あいさつのあと、国立病院機構の桐野高明先生の「わが国の医療の選択」と題した講演とがん研有明病院の山口俊晴先生の「外科手術と保険制度」という内容で講演がありました。桐野先生はこれまでの日本の医療、実態を踏まえ今後のあり方、方向性を示されました。山口先生は欧米と比較しながら難易度に基づいた技術料の評価をすべきであると講演されました。
その後、手術手技パネル「内視鏡下手術の免許皆伝への道」続編と題し、昨年に続いてエキスパートのビデオ供覧がありました。今回は術中の出血、臓器損傷に繋がる危険な手技、あるいは臓器やその手術特有の注意点を行った手技などを示した後に若手が問題点や意見を述べるというスタイルでした。エキスパートに対し若手から手技について問題点を指摘する構成であり、最初、若手も緊張していましたが司会の岡島正純先生と木村泰三先生が雰囲気を和らげつつ手術ビデオのピットフォールを中心として討論が進み徐々に盛り上がりました。若手パネリスト6名の中に鹿児島大学の田辺先生が選ばれ討論の中でも的確な受け答えをして、講評でもいい評価を頂いていました。最後にエキスパートの先生がピットフォールの回避法や対処法、模範手技に関してビデオ供覧があり学会とは異なり若手を意識したパネル討論になりました。その流れで懇親会が開催され、小西敏郎先生の進行で企画も進み、若手パネリストが改めて紹介され高級ワインを一人ずつ贈呈されました。各テーブルで交流も進み、贈呈ワインも懇親会の途中からテーブルで若手から他県の先生にもふるまわれました。最後に女性外科医全員が登壇して自己紹介がありました。女性外科医も増加しており、鹿児島大学の井上先生も挨拶しましたが、今回は他県の先生方との良い交流になったようです。
2日目は「私が理想とする外科医」と題し二村雄次先生、呉屋朝幸先生、高野正博先生の講演がありそれぞれ外科医の先達として手術手技の工夫や学会発表、論文の重要性などを強調されました。ランチョン・セミナーでは宇山一朗先生が「ロボット手術の展望」と題し、局所合併症の減少と難易度の高い手術に対して有用性が出てくると話され、外科医は「温故知新」と同時に未来から学ぶ姿勢を熱く話されました。
閉会のあいさつでは副会長の炭山嘉伸先生が支部出席者のアンケート結果を参考に今後も若手外科医のセミナーを企画し、将来的には若手の国内留学もできるよう検討していると述べられました。
今回このような企画に参加する機会を頂き、夏越会長をはじめ鹿児島県臨床外科学会会員の皆様に心より感謝申し上げます。
鹿児島大学消化器・乳腺甲状腺外科 田辺 寛
医局からセミナーの話があり,内容がよく分からぬまま参加を決めました.そしてセミナー一週間前に教授からパネリストになった旨を告げられ漠然とした喜びと不安を抱えながら会場の品川に向かいました.
会場に着くと各都道府県から約150人の若手外科医が集まっておりましたが,学会等に比べるとこじんまりとした印象を受けました.
御高名な先生方の講演では実際の臨床では知ることのできない日本の外科の実状や先人たちの生き様や知恵を学ぶことができました.特に,外科手術の診療報酬の海外との格差,宇山一朗先生のロボット手術が印象深かったです.
一日目の夕方,超一流外科医による手術ビデオ供覧とその内容に対する若手外科医のパネルディスカッションという恐ろしい企画のパネリストとして壇上に上がりました.てっきり,若手同士のビデオセッションとばかり考えていたので,強烈な肩すかしをくらい面喰ってしまいました.がん研有明病院の比企直樹先生の供覧された腹腔鏡下胃切除時の出血のトラブルシューティングに関する意見を求められましたがたじたじでした.
セミナーも大変勉強になりましたが,この会に参加して最も大きな収穫は,同世代の外科医と交流したことです.セミナーの後は懇親会が催され,同世代の外科医と様々なことを話し,刺激を受けました.同じような悩みを持っていたり,同世代ながら崇高な目標に邁進していたり,もんもんと大学院生生活を送っている自分にとって強烈な動機付けになりました.
このような大変有意義なセミナーに参加させていただき誠にありがとうございました.今回受けた衝撃や悔しさを今後の臨床・研究に生かしていきます.
第69回鹿児島県臨床外科学会医学会・地方会のご案内
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学会名 第69回鹿児島県臨床外科学会医学会 会場 鹿児島県医師会館3階中ホール
鹿児島市中央町8番地1会期 2015年3月14日(土) 15:00~ 共同開催 第55回日本臨床外科学会地方会
演題募集
応募資格 |
鹿児島県臨床外科学会 会員のみ |
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応募締切 | 平成27年2月6日(金)必着 ※応募締め切りました。 |
日本外科学会資格取得 |
【日本外科学会の専門医認定】 業績として合計20単位を必要とするが、鹿児島県臨床外科学会での研究発表1回は7単位と認定される。また、日本臨床外科学会会誌への論文掲載1編も7単位と認定されます。
【日本外科学会の指導医申請資格】 |
問い合わせ先
- 【鹿児島県臨床外科学会】
- 〒890-0053 鹿児島市中央町8番地1(県医師会事務局内)
- TEL: 099-254-8121 FAX: 099-254-8129 E-mail: isisyomu@kagoshima.med.or.jp
- 共催:武田薬品工業株式会社
第68回総会・医学会の日程が決定いたしました!
台風のため延期となっていた鹿児島臨床外科学会第68回総会・医学会の日程が
平成27年1月24日に決定いたしました!
下記の通り開催いたしますので、皆さまぜひご参加ください♪
記
日時:平成27年1月24日(土)14:15~
場所:鹿児島県医師会館 3階 中ホール1 (鹿児島市中央町8-1)
第68回鹿児島県臨床外科学会総会・医学会 延期のお知らせ
8月9日(土)に開催を予定しておりました医学会・総会について、
誠に勝手ながら台風11号の接近に伴い延期させていただくこととなりました。
延期後の日程については現在調整中ですが、決まりましたら
改めてホームページ上でもお知らせいたします。
第68回鹿児島県臨床外科学会総会・医学会特別講演会の抄録について
大阪市立大学大学院医学研究科 腫瘍外科学 教授 平川 弘聖 先生が
講師を務めてくださいます標記特別講演の抄録をアップいたします。
講演会は8月9日(土)17:00からとなっております。
多数の先生方のご参加をお待ちしております!!
外科診療の変遷―EBMとともに― 大阪市立大学腫瘍外科 平川弘聖
医療とくに治療法の変遷はどの領域においてもいろいろな要因によってもたらされる。新しい技術(機器)、新薬の導入、新しい概念(発見)や客観的な科学的根拠(evidence)などが要因としてあげられる。新しい技術(機器)や新薬の開発によって外科治療から内科的治療やIVRへ移行したしてきた例(胃潰瘍、早期消化器癌、肝癌、血管障害など)がみられる。また40年近く前に私たちが実践してきた外科診療の多くは経験的事実を客観的に認識する医学(ドイツ医学)が底流にあった。そのなかで経験に基づく診療、高名な外科医の提唱する治療法や各施設で脈々と継承されてきたものが確たる根拠もなくおこなわれていた。その後英米型の臨床重視の医学が導入されるようになり、生理学的裏付けはともかく臨床結果における裏付けを根拠にする医療が主流になり今日に至っている。これが医療において科学的根拠に基づいて診療方法を選択すること(EBM)として現在定着している。EBMはこのように、通常行われている診療行為を科学的な視点で再評価した上で、現状で最善と思われる医療を目の前の患者にどのように適用するかに最も関心がおかれる。科学的根拠はevidence levelで信頼性が評価されるが、最も根拠が高いのはランダム化比較試験(RCT)とされ、ガイドラインの推奨度にも反映される。外科領域においてEBMの導入の代表的な例として乳癌治療の変遷があり、Halstedの手術から乳房温存手術への流れが挙げられる。
近年本邦においても外科手術に関連したRCTも広くおこなわれてきた。リンパ節の廓清範囲、開腹手術VS鏡視下手術、化学療法や手術材料の選択などにおいてそれぞれ優越性や非劣性が検証されている。これらの臨床試験から導きだされた結果は対象患者にすべて適応されるわけではない。医療をマニュアル化することがEBMであるとする誤解がときにみられるが、RCTの功罪を認識することが重要である。科学的根拠をわかりやすく説明し、多角的な判断のもとに個々の患者さんに相応しい診療を行うことが基本である。 最後に教室におけるtranslational research の紹介をさせて頂きます。
第68回鹿児島県臨床外科学会総会・医学会 特別講演の講師が決定いたしました!
学会概要 | |
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学会名 |
第68回鹿児島県臨床外科学会総会・医学会 第54回 日本臨床外科学会地方会 |
会場 |
鹿児島県医師会館3階中ホール 鹿児島市中央町8番地1 |
日時 | 平成26年8月9日(土)14:45~ |
講師 |
大阪市立大学大学院医学研究科腫瘍外科学講座 教授 平川弘聖 先生 |