はじめまして(下之薗先生)
よろしくお願いします。
鹿児島市立病院で初期研修をさせて頂いております、2年目の下之薗です。鶴丸高校出身、鹿児島大学卒業。大学時代はバスケットボール部に所属していました。
来年度から念願の外科医としての生活が始まることになりました。私は学生時代から、外科医に対する憧れが強く、医者になるからには手術してなんぼだろう、という思いがありました。しかし、学生の病棟実習で実際に手術に立ち会ってみると、手術に対する高揚感はもちろんありましたが、基本的に見ているだけの場合が多いため、手術が長時間に及ぶと精神的にも肉体的にも辛く、本当に自分に外科医が務まるのかと不安を感じていました。
研修医となり、違う立場で術場に立つと感じることは大きく違いました。患者さんに対する思い入れ、責任が生じてきたことも一つですが、何も分からずに見ていた学生時代とは違い、解剖、術式を勉強してから臨む手術は、先生方の手技一つ一つが勉強になり、手術がとても楽しいものに感じました。
研修中に、数例執刀もさせて頂きました。何度も手術書に目を通して手術に臨み、上級医の先生に支えられながらも、最後まで手術をやり遂げた瞬間には何とも言い難い充実感に包まれました。充実感と同時に、手術、術後を通してより大きな責任を背負うことになるのだとも実感し、身の引き締まる思いでした。
今スタート地点に立ったばかりですが、外科医として早く一人前になれるように、日々是鍛錬、初心を忘れずに頑張りたいと思います。ご迷惑をお掛けすることもあるかと思いますが、何卒ご指導ご鞭撻の程宜しくお願い致します。